クリニックブログ
巻き爪・陥入爪について
治療
保存的治療
症状が軽ければ爪角部または爪縁と爪溝の間に綿を挿入します。爪角が皮膚に食い込まないようにテーピングすることもあります。症状がひどい場合には手術治療で対応しております。
巻き爪・陥入爪手術
保存的治療で改善が得られない場合には、爪縁と爪溝の間にチューブを挿入する方法や欠損部に人工爪を作製する方法などで対応しております。
チューブ挿入 ( 当院施行例 )
巻き爪の矯正治療(自費診療)
VHO(Virtuose Human Orthonyxie)®による巻き爪矯正(予約対応します)
VHOライセンス取得者のみが行える治療方法です。 爪の根元に近い部分にVHOの針金をかけます。約3~4ヶ月間隔でVHOの針金を入替えます。治療期間は平均して約14ヶ月かかりますが(爪のいかた、爪の伸びるのがゆっくりのかたはさらに治療期間がかかります)、治療中も日常どおりの生活ができます。
ペディキュアもOKです。爪の先端部分が伸びていない場合でも治療できます。
治療は一般的に麻酔をしなくても可能です。しかし、巻き爪の程度が強いときには人によっては施術時に痛みを強く感じる場合もあります。その際には麻酔することも可能です。
VHO法 ( 当院施行例 )
Podofix®による巻き爪矯正(予約対応します)
ほぼあらゆる変形した痛みのある陥入爪や巻き爪に応用できます。爪が疼痛を発生している場所か、その傍に装着します。2週間から2ヶ月間、爪上に装着します。さらに良い治療効果が現れるまでの間、新しいシュパンゲに交換しながら装着し ます。矯正力は他2つに比べ弱いので疼痛の強い場合には装着後ただちに除痛は得られません。ただし、操作に伴う痛みは全くないので、爪の変形はあるけれども痛みはあまりない方が良い適応と考えます。活動性の高い方では外れてしまう可能性もあります。マチワイヤ®による巻き爪矯正(予約対応します)
曲った爪の2か所に穴をあけて、曲げても直線状に戻る特殊合金製ワイヤーを通して巻き爪を矯正します。1~2ヵ月間隔でワイヤーを入れ替えます。施術中に痛みを伴いません。矯正力も強いです。治療中も日常どおりの生活ができます。しかし、爪が伸びていないとつけられません。爪を伸ばさないといけないので爪が割れたりする危険があります。※どの治療法も治療終了後、フットケアを心がけないと(禁煙も含まれます)再発する可能性があります。